突然ですが、
皆様は極限まで疲労感を感じたことはあるだろうか?
疲労感の上限を超えると
人は謎の行動をとるらしい
今回は
とても記憶に残る
とても衝撃的な
謎の行動を目にした体験を
紹介していきます。
プロローグ
あれは蝉が鳴き止まない暑い夏の日の休日。
僕は母とそうめんを食べていた。
父は珍しく一人で買い物に行っていた。
父は基本的に一人で買い物をしない
そこで少年時代の僕は母に
「お父さんどこ行ったの?」
すると母は
「お父さんはパンツを買いに行ったよ」
と答えた。
いつも母が父の下着を買いに行くのに
珍しいなと思ったがその時は
特に何も思わなかった。
父帰宅
当時、まだ紙袋文化は少ない中
ビニール袋ではなく紙袋を持って父は帰宅してきた。
父は買い物後に紙袋を机の上に置いて畑仕事に行った
タイミングの恐怖
ちょうど暇だった僕は
(どんなパンツ買ったんやろう)
と言う好奇心に駆られる。
ちょうど暇だという
最悪なタイミングも相まって
めちゃくちゃ開けて見たい。
そこで父が居ない隙に
紙袋に手を伸ばす
と、その時
恐怖の入り口に追い風
後ろから声が聞こえる
「お兄ちゃん、おはよう」
後ろから声が聞こえる
妹だ。
「何この紙袋」
と妹が言った
僕は
「お父さんがパンツを買いに行ったらしくて」
妹
「へー珍しい。どんなパンツ?」
僕
「今から見ようかなってw」
幼き心に刻まれし記憶
二人は 紙袋を開けて
中身を取り出す
ん?
なんだこれは?
幼き妹からしたら未知の布
自分の履いている下着や
家族の下着たちに
属さないような
新しいジャンルの下着に困惑している。
だが年頃の僕はすぐにわかった
よく成人誌に出てくるやつだ
それは
Tバックだ。
常識を覆してきた
Tバックは
女性が履くものだと思っていた
成人誌の男優さんは
基本ブリーフだし
友達もみんなトランクスだし
100人中1人しかボクサーパンツを履いてない
そんな時代に
男性用Tバック。
悲劇の始まり
妹と僕は
面積の小さい下着を
見てケラケラ笑っていた。
「どうしたの?」
そこに突然現れた
悪魔の追いスパイス
「どうしたの?」
振り返ると母が立っていた
母は僕の手にある
Tバックを見て
「何それ!!お父さんが買ってきたの?」
見た瞬間、
母は爆笑していた。
そこで
(ガチャ)
家のドアが開く
父だ。
畑から帰ってきたのだ
当時のTバックに対するイメージ
大人になって分かる
自分がTバックを履いているのがバレたら
見た人の自分に対する印象はガラリと変わってしまう。
威厳は縮小するし
真面目な印象すらも減る
ほとんどの場合はマイナスのギャップを生む
男のTバックは
アメリカの番組の
「ジャッカス」
でしか履いてる人を見たことがない。
父の威厳の保ち方
僕たち3人はゲラゲラ笑いながら
父に
「何このパンツ!!!履くん??w w w w」
父は顔を赤らめていた
少しの間をおいて急に
「いいだろ!!!」
怒っているのだ。
そのあと畳み掛けるように言い放った一言が
いまだに僕の脳裏から離れない
ドラマチック
父は怒りながら言い放つ
「俺だって疲れてるんだ!!!」
そう言い捨てて再度家を飛び出して
畑に戻って行った。
その次の日、
畑は雑草一本ない
ピカピカの畑になっていた。
まとめ
僕も疲労感の上限が近づいた時
思考回路がバグることがある
犯罪に走らないようにするのは当たり前だが
そんなバグった時のために
常日頃から自分だけの
自分以外は踏み入れないような
真の”帰る場所”を用意しておいた方が良いと思う。
では今日はここまで。