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恋愛の失敗TOP10 vol.1
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支援物資
あれは何もかもが輝いて見えた夏の日のこと。
僕は京都に旅行に来ていた。
一人旅が好きな僕はその日も一人で京都観光を楽しんでいた。
ただ当時、片想いしていた僕は、何をしてても彼女を想う。
”思う”ではなく”想う”だ。
山崎まさよしの歌詞のような気持ちになる
いつでも探してしまうどこかに君の姿を
どこに行っても
何をしてても
探してしまう。
どこかに君の姿を。
こんなところにいるはずもないのに。
恋というのは素晴らしいが、思考を停止させてしまう。
似たような子を目で追ってしまう、もう幻覚症状だ。
似たような子がカップルでいたら、とても切なくなるのよね。
当時の僕はなんてピュアなのだろう。
今この記事を書きながら、あの頃の純粋さはもう微塵も残っていないなーって思うと自分の成長を感じる。
男としてはプラスの成長だろ?
君の喜ぶものは何?
まあ片想いしている人は必ず同じ行動をするだろう。
”お土産を買う”
だ。
彼女は何が喜ぶかな
って脳内カーニバル状態で考える。
終いには
「着物着たら似合うだろうな」
「着物の帯を緩めて。。。うふふ(照)」
。。。うふふ?何照れ笑いしてるんだ?
とまあ気持ち悪いぐらい邪(よこしま)な考えもよぎったりしながらお土産を選んでいた。
そもそも着物のお土産ってヤバい。
石油王のお土産の買い方だ。
面白さか実用性か
お土産選びにおいて
送る相手との距離感は第一に考えなければいけない。
そんなに親しくない相手なら食べ物のような”残らない物”が良いし、
親しい人なら思い出に残るような物でも良い。
残る物でも相手にとって実用的である必要性もある。
片想いの子に関しては親しくとも”残らない物”がベストだと思う。
何故なら”重い”から。体重じゃなくて気持ちが重い。
あとお土産用の食べ物は万人ウケするからだ。
大体おんなじ味だからハズレは少ない。
当時の僕はそんな思考すら無かった。
なんとしても彼女の記憶に刻み込みたかったのだろう。
ぶっ飛んだお土産を選び始めた。
僕の悪い癖、
『面白さの押し付け』である。
選別なき思考回路
「これもいいな」
「あれもいいな」
とまあthisとかthatとかブツブツ言いながら選んでいた。
彼女の喜ぶ顔を想像しながら。
その想像が積もりに積もって何故か変な方向に思考が向かうのだ。
「。。。全部買っちゃおう」
考察
1つのお土産で得られる彼女の笑顔を10としよう。
2つのお土産だと20得られる計算になる。
100ぐらいの笑顔になれば僕のこと好きになるんじゃないか?
そう考えたのだ。
ということは10個以上をお土産として渡せばいい。
間違いなく彼女の記憶には刻まれるだろう。
僕は両手いっぱいのお土産を手にし帰りの新幹線に乗った。
感情が文字となった
彼女に僕は満面の笑みで両手いっぱいのお土産を渡した。
ちょっとドヤ顔気味だった。
(ふふふ、さあさあどうだ!!君はとても喜んでるだろ?)
って内心ワクワクしながら彼女の顔を見た。
。。。困惑している。
眉間に皺を寄せている気がした。
だが僕はハイパーポジティブだ。
眉間のシワは感激して涙を我慢しているんだと受け取り方を変換することに成功した。
彼女の頭上を見ると
「うわっ」って文字がバーンって現れた気がした。
漫画みたいなことってあるんですね。
時間にして1、2分。
一瞬の出来事が永遠に感じた瞬間だった。
教訓
プレゼントの個数
10個のプレゼントを1回渡すのと、
1個のプレゼントを10回渡す。
トータルの個数は同じでも相手の喜びは違ってくる。
まあ相手の性格などで変わってくるだろうが、前者がいい人もいれば後者がいい人もいるだろう。
僕が伝えたいこと
今回は個数が問題では無い。
片想いの相手は自分の事は好きではない場合が多いのだ。
付き合うまでにいかに点数を上げるか、それが重要。
お土産を渡す行為はプラスになりそうだが、時にマイナスに振ることがある。
なぜマイナスになるのか?
それは前回も言ったが相手の気持ちを考えてないからだ。
欲しいタイミングで欲しいものを提供することがプラスになるのであって、
欲しくないタイミングでいらないものを提供する行為は”ゴミを笑顔で渡す行為”そのものなのだ。
そして沢山のお土産は
(お返しめんどくさい)
という思考を生み、さらにマイナスの感情を抱かせる。
何を渡せば良いか?
でもまあ片想いの相手にお土産は渡したいものだろう。
何を選ぶか、
ちょっとしたお菓子でいいと思う。
相手がダイエット中ならヘルシーなお菓子
相手が美容に気を遣っているなら意識高い人が選びそうなもの
相手がこだわりなさそうならその土地の名物
とまあ相手のスタイルに合わせればいいだろう。
結論
まとめると
「お土産は、相手からしたら飴玉もらったぐらいのレベルのものを飴玉あげるぐらいの気持ちで渡す」
相手があなたのことを良いと思ってればきっとそのうちお返しはくれるさ。
お返しがなければ更に自分を磨きながら次の出会いを探そう。